製品開発(AI)、省力化設備、事業販促の用途で中小企業~大企業まで活用できるIT補助金。制度も多い中で代表的なものを紹介します。毎年実施されるものも多いので準備して活用しましょう。
jGrants(Jグランツ)
jGrants(Jグランツ)とは2020年4月に経済産業省がリリースした「電子申請」システムです。
IT補助金を申請する際に利用します。
まず行政手続きをシステム上で行うためのアカウント「GビズID」の取得が必要です。
jGrantsではGビズIDを利用することで、二要素認証による強固な本人確認手段を可能にしており、本人確認のために行っていた書類押印が不要となります。
https://www.jgrants-portal.go.jp/
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者を対象に持続的な経営に向けた経営計画に基づく、販路開拓等の取り組みや、業務効率化の取り組みを支援する目的で活用できる補助金です。
用途:HP作成、販促物作成
通常枠50万円(上限:補助率2/3)
特別枠200万円(上限:補助率2/3)
支給(目安):審査から約1年後
新ものづくり補助金
新ものづくり補助金は、省力化、製品・サービスの高付加価値化の設備投資に活用できる補助金です。
用途
AIロボ開発、IOT開発、賃上げ
開発費の1/2補助 上限750~3000万円位
応募期間2カ月間~審査1か月で採択が6月、9月、12月、3月と年4回ある
IT導入補助金
IT導入補助金とは、中小企業・個人事業主を対象にして、最大350万円の補助(補助率3/4デジタル化基盤導入枠)が
受けられる補助金です
主な用途
ECサイト構築費etc
スケジュール
2024年2月頃~
申請締め切りは数回行われる。
「GビズID」必須となります
申請→交付決定→制作→事業実施報告→確認後に補助金交付→事業実施効果報告
支給(目安):交付決定日から約3か月後~
※交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は、補助金の交付を受けることができません
IT導入補助金支援事業者に依頼するのが妥当です。年1回活用可能
(認定業者一覧:https://www.it-hojo.jp/r04/doc/pdf/r4_shien_list.pdf)
まとめ
ポイント
・申請には jGrants(Jグランツ)を利用します
・補助金用途は、販促費、システム開発費、ロボ開発費、賃上げに活用できる
・IT導入補助金は補助率高く支給サイクルも早い制度である
・スケージュールは前倒しで準備しておこう